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漫画「ペッタん娘じゃダメですか?」感想・レビュー!胸キュンとコンプレックスの物語

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タイトル:ペッタん娘じゃダメですか?
作者  :吉沢雅
連載期間:2021年~
話数  :既刊74話(2024年9月現在)

作品情報

【女の子の魅力は… 胸だけじゃない!】私(ここの)は本屋で一緒に働く青葉くんが大好き! けれど、彼は胸の大きな女の人が好きで…しかも無神経に私の胸が小さいことをからかってばかり「彼氏作って揉んでもらえれば、胸なんてすぐ大きくなるよ!」なんて言い出すあたり、私のことなんて、眼中にないって感じ…でも、もし胸が大きくなったら青葉くんは私を見てくれるのかな…?そんなこと考えながら電車に乗って帰宅中に間違って男性に抱き着いちゃった!でも、この男も胸が小さいことをバカにしてくる…だから、どうせ触ったこともないくせにって挑発してやったら。この男本気で胸揉んできて、先っぽまで触りだして…やだ、何この感じ…私、こんなの知らない…これ以上、私のおっぱいいじめないで!!

管理人の戯言

初めてこの漫画と出会ったときの印象は「ここまでダイレクトなセクハラな表現あるのか」くらいな気持ちで読んでいました。

読み進めていくうちに、胸が大きい小さい、身長が大きい小さい、身体が太っている痩せているなどのコンプレックスをどう考えるかが自分の人生の見え方が変わるのだなということが分かってきました。

皆さんは、胸の大きさってやっぱり気になりますか?私は、胸が大きいから好きになるんじゃなくて、好きな人がたまたま胸が大きかった、みたいな感じかなって思うんです。だから、本当に好きな人だったら、そんなの外見じゃないって思うはずなんですけど。

この漫画を読んでて、主人公の女の子がすごく外見を気にしているのが印象的でした。特に胸の大きさとか、幼く見られちゃうこととか。でも、好きな人が自分とは全然タイプの違う人だったら、やっぱり気になるかもしれないですよね。私も、そういう経験はあるので、気持ちはすごく分かります。

でも、そんな風に悩んで、どうやったら相手に振り向いてもらえるかなとか考えちゃう姿って、すごく健気で可愛らしいなって思うんです。「私の胸は無価値じゃない!」みたいなセリフとか、すごく印象に残ってます。

まあ、人それぞれ価値観は違うから、外見を気にしちゃう人もいるのは仕方ないのかなって思います。でも、この漫画は、ちょっと変わった角度からコンプレックスを描いていて、面白かったです。

ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

注目ポイント① マニアックな描写

 マニアックな描写

「ペッタん娘じゃダメですか?」のマニアックな描写は、この作品の特徴的な要素の一つです。

特に「ちっぱい」というテーマに焦点を当てた独自のエロティックな描写が展開され、読者の特定の嗜好に深く訴えかけています。このテーマは、一般的なラブコメやエロ漫画ではあまり前面に押し出されないため、よりニッチな読者層に支持されています。

作品内ではキャラクターの体型に対するコンプレックスや、他の登場人物との対比が巧みに描かれ、その中でコミカルでありながらもセクシュアルな要素が加わることで、特有の魅力が生まれています。

また、こうした描写は単なるエロティシズムに留まらず、キャラクターの成長や感情表現にも影響を与え、読者を物語の中へ引き込む力を持っています。作品全体が明るくユーモラスなトーンで展開される中で、このようなマニアックな要素がシリアスな展開と交差し、独特の味わいを持ったエンターテインメントとして完成されています。

注目ポイント②親しみやすい作画

親しみやすい作画

「ペッタん娘じゃダメですか?」の親しみやすい作画は、物語の魅力をさらに引き立てています。キャラクターのデザインは、どこか愛嬌があり、特にヒロインのここのを中心とした女性キャラクターたちは、表情や仕草が可愛らしく、読者に強い親近感を抱かせます。大きな目や柔らかい線で描かれた顔立ちは、キャラクターの感情を分かりやすく表現しており、ストーリーが持つコメディ要素と非常にマッチしています。また、デフォルメされたコミカルなシーンでは、キャラクターたちのユーモラスな動きが際立ち、テンポよく物語が進む助けとなっています。

さらに、過度にリアルな表現ではなく、ほどよくスタイリッシュで親しみやすいタッチが、読者の目を引きつけます。特に、ここののコンプレックスや日常的な困りごとを表現する際の繊細な描写は、女性キャラクターを共感できる存在として際立たせています。作画がシンプルでありながらも、感情の起伏やキャラクター間の距離感をしっかりと伝えることで、読み手が自然に物語に入り込めるようになっているのです。

注目ポイント③読者との共感

読者との共感

「ペッタん娘じゃダメですか?」の読者との共感を引き出す要素は、キャラクターたちのリアルな悩みや感情にあります。主人公ココノが持つ「ちっぱい」というコンプレックスや、それに対する葛藤は、多くの読者が抱える自己肯定感の問題と通じるものがあります。

特に外見や身体的特徴に関する悩みは、現代の読者にとっても身近で、キャラクターの成長や乗り越えようとする姿に共感が生まれます。

作中では、恋愛や友情を通じて、外見ではなく内面を大切にするテーマが強調されており、読者は自身の体験や感情を重ね合わせることができるでしょう。

また、作品全体にコミカルで明るい雰囲気があるため、シリアスな問題を扱いながらも、読者に前向きな気持ちを与え、登場人物と共に成長していく感覚を味わえます。このような共感の生まれる描写が、作品の大きな魅力となっています。

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