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漫画「ギルティサークル」感想・レビュー!大学生活の光と影… ギルティサークルが描くリアルな大学サークル

ヒューマンドラマ

タイトル:ギルティサークル
作者  :山本やみー・門馬司
連載期間:2021年~
巻数  :既刊13巻(2024年9月現在)

作品情報

4月! 憧れの青応大学へと入学した大学1年生・沢屋童二は、サークル勧誘期に美少女・星見楓と出会う。「東京に行けば…大学に入れば…サークルに入れば、彼女ができる!」と信じる沢屋は星見楓とともに派手目なサークルの新歓コンパへと参加するが……。沢屋が足を踏み入れたサークルの罪深き実態、秘密とは何か!? 快楽と戦慄のサークルサスペンス!!

管理人の戯言

初めてこの漫画と出会ったときの印象は「大学生らしい飲みサーヤリサーの話なのかな」くらいな気持ちで読んでいました。

読み進めていくうちに、ヤリサーに入ったはずが、同い年の美女から復讐を手伝ってほしいと言われ、いつしかサスペンスに巻き込まれていくエロあり、サスペンスありの物語であることが分かってきました。

世間一般で「大学生」というと、サークル活動が中心で、授業よりも出会いや遊びがメインというイメージがありますよね。実際、大学生の生活ってそんな感じです。この物語も、その一面をよく描いていて、とても共感できます。特に、主人公が出会ってすぐに美人に「ヤリサー」に誘われる展開。そりゃあ、主人公でなくても嬉しいし、少し心が高鳴りますよね。

ところが、その後で「復讐を手伝ってほしい」と言われてしまい、彼は巻き込まれていくことに。でも、ただ調査に協力するだけじゃなくて、いわゆる「ラッキーハプニング」も多発し、主人公らしい展開が続きます。そんなシーンに、周囲から羨ましがられるのも無理はないですよね。

復讐の内容というのも、主人公に近づいてきた美人の失踪した姉を探すというもの。彼女は、サークル内で権力を持つ人物に対して危険を承知で立ち向かおうとします。いや、危険すぎるでしょう!と止めたくなりますが、彼女は止まりません。案の定、危険な目に遭ってしまうのですが、それでもハラハラドキドキする展開が続きます。

読んでいて、この緊張感がとても面白く、続きが気になって仕方ありません。ぜひ、一度読んでみてはいかがでしょうか。

注目ポイント① 大学サークルが舞台の衝撃!

 大学サークルが舞台の衝撃!

「ギルティサークル」は、誰もが一度は憧れる大学サークルを舞台に、予想外のダークな世界を描いた衝撃作です。主人公の沢屋童二が足を踏み入れたサークルは、華やかな新歓コンパの裏に、隠された闇を抱えていました。

なぜ、大学サークルが舞台なのか?

多くの読者を惹きつけるのは、この日常と非日常のギャップでしょう。大学サークルは、若者たちが新しい人間関係を築き、青春を謳歌する場所。しかし、この漫画では、そんな華やかな表舞台の裏で、何が起こっているのか?という疑問が読者の心を掻き立てます。

どこが衝撃的なのか?

  • 新歓コンパの陰に潜むもの: 一見楽しそうな新歓コンパですが、そこには裏の顔があります。爽やかな笑顔の裏に隠された欲望、そして、友情を歪ませる黒い影。読者は、このギャップに驚き、そしてゾッとするでしょう。
  • 予想外の展開: 物語は、読者の予想を裏切る展開の連続です。爽やかな青春物語かと思いきや、徐々にダークな方向へ。読者は、ページをめくる手が止まらなくなるでしょう。
  • キャラクターたちの複雑な心理: 登場人物たちは、皆、どこか心に闇を抱えています。美形の先輩、謎めいた後輩、そして、主人公の沢屋童二。彼らの複雑な心理描写は、読者に深い印象を与えます。

読者に問いかけるもの

この漫画は、単なるサスペンスではありません。読者に、友情とは何か、人間の本質とは何か、といった深い問いを投げかけてきます。大学生活という誰もが一度は経験するであろう青春の場を舞台に、読者は自分自身と向き合うことになるでしょう。

注目ポイント②美少女・星見楓の謎!

美少女・星見楓の謎!

「ギルティサークル」に登場する美少女・星見楓は、物語の鍵を握る重要なキャラクターです。容姿端麗で、どこかミステリアスな雰囲気を纏った彼女は、主人公の沢屋童二を巻き込み、物語を大きく動かします。

なぜ、楓が魅力的なのか?

  • 謎多き存在: 楓は、ただ美しいだけのキャラクターではありません。失踪した姉の行方を追っており、その目的のためなら手段を選ばない一面も。読者は、彼女の過去や本当の目的を探求したくなるでしょう。
  • 複雑な感情: 楓は、美しい外見とは裏腹に、心の奥底に深い傷を抱えています。その複雑な感情は、読者の共感を呼び、物語に深みを与えます。
  • 物語の推進力: 楓の行動は、物語を大きく動かすきっかけとなります。彼女の存在がなければ、物語はここまでスリリングな展開にはならなかったでしょう。

楓の役割

  • 謎解きのカギ: 楓は、サークルの謎を解くための重要な手がかりを握っています。彼女の行動を追うことで、読者はサークルの闇に近づいていきます。
  • 物語のスパイス: 楓は、物語に予測不能な要素をもたらします。彼女の登場によって、物語は一層スリリングになり、読者は次の展開に目が離せなくなります。
  • 主人公の成長を促す存在: 楓は、主人公の沢屋童二を成長させる存在でもあります。楓との出会いをきっかけに、童二は自分自身の内面と向き合い、新たな一面を発見していくのです。

読者に問いかけるもの

楓というキャラクターを通して、読者は「美しさとは何か」「人間の本質とは何か」といった深い問いを投げかけられます。美しい外見の裏に隠された真実、そして、人間の心の闇。これらのテーマは、読者に多くのことを考えさせます。

注目ポイント③絵もストーリーも中毒性抜群!

絵もストーリーも中毒性抜群!

「ギルティサークル」は、ストーリーだけでなく、絵の力も相まって、読者を深く引き込む作品です。一度読み始めると、止まらなくなる中毒性のある魅力がそこにはあります。

なぜ、絵がストーリーをさらに際立たせるのか?

  • キャラクターの深掘り: この漫画のキャラクターたちは、単なる顔のパーツの集合体ではありません。作者の緻密な描写によって、それぞれのキャラクターの心の奥底までが表現されています。例えば、主人公の沢屋童二の複雑な感情、星見楓のミステリアスな雰囲気、そして、他の登場人物たちの隠された闇。これらの感情は、表情や仕草一つ一つに表れており、読者はキャラクターたちの心に共感し、物語に深く入り込むことができます。
  • 雰囲気作り: 絵は、物語の雰囲気を決定づける上で重要な役割を果たします。特に、「ギルティサークル」のようなダークなテーマの作品では、絵の雰囲気が読者の心に強い印象を与えます。例えば、薄暗い部屋での会話シーンや、雨降りの夜の風景など、絵は物語の世界観をより深く表現し、読者をその世界に引き込んでいきます。
  • 情報伝達: 絵は、言葉だけでは伝えきれない情報を伝えることができます。例えば、キャラクターの過去の出来事や、現在の状況など、絵を見ることで読者はより多くの情報を得ることができます。また、絵は、ストーリーのテンポを調整する役割も果たします。緊迫した場面では、ダイナミックな絵で読者を興奮させ、逆に静かな場面では、繊細な絵で読者の心を落ち着かせます。

中毒性が高い理由

予想外の展開: 絵は、ストーリーの展開をより効果的に表現することができます。例えば、重要な場面で突然現れる人物や、衝撃的な出来事など、絵は読者の予想を裏切るような展開を演出します。

視覚的な刺激: 美しい絵は、読者の視覚を刺激し、飽きさせません。特に、キャラクターのデザインや背景の描き込みは、読者の目を惹きつけ、次のページをめくりたくなるような衝動に駆り立てられます。

ストーリーとの一体感: 絵とストーリーが緊密に結びつくことで、読者は物語の世界に没入することができます。まるで自分が物語の中にいるかのような感覚になり、キャラクターたちの運命を自分のことのように感じてしまうでしょう。

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