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漫画「一式さんは恋を知りたい。」感想・レビュー!恋を知らない刑事と、ちょっと変わった探偵の、ちょっぴりドキドキする日常

恋愛

タイトル:一式さんは恋を知りたい。
作者  :あららぎあゆね
連載期間:2020年~
巻数  :既刊7巻(2024年9月現在)

作品情報

堅物で真面目な警察官だと周りから尊敬されている一式警部は、最近どうも仕事がうまくいかないご様子。その原因は一緒に仕事をしている探偵・六反田がいる時にばかり起こってしまう…。そこで彼女がとった選択が…?

管理人の戯言

初めてこの漫画と出会ったときの印象は「警察が恋を知りたいってどういうことだ?」くらいな気持ちで読んでいました。

読み進めていくうちに、恋を知らないというのはここまで苦労するのかと発見があることが分かってきました。

この漫画は、クールな女性警部と謎めいた探偵の恋愛模様を軸にしたミステリーです。スタイル抜群で鋭い眼光を持つ警部は、周囲から恐れられていますが、実は心の奥底では恋を知らない純粋な一面を持っています。ある日、彼女は原因不明の動悸に悩まされ始めます。そして、その動悸が、ある特定の探偵と接触したときにだけ激しくなることに気づきます。

この不思議な現象の真相を探るため、警部は探偵と共に事件捜査に協力することになります。事件は次々と解決していくものの、彼女の心の動悸の謎は深まるばかり。果たして、彼女は自分の心の変化に気づくことができるのでしょうか?そして、二人の関係はどのような結末を迎えるのでしょうか?

可愛らしい絵柄で描かれる本作は、ミステリー要素だけでなく、恋愛のドキドキ感も味わえる作品です。事件解決の過程で、警部は探偵との触れ合いを通して、少しずつ心を開いていきます。恋を知らない女性が、初めて恋心を抱く様子は、読者に温かい感情を与えてくれます。

ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

注目ポイント① 恋を知らない乙女の成長物語

 恋を知らない乙女の成長物語

「一式さんは恋を知りたい。」の魅力は、恋を知らない主人公・一式の成長物語にあります。堅物で感情表現が不得手な一式が、周囲の人々との触れ合いを通して、少しずつ恋心を抱き、そして人間として成長していく姿は、読者の心を温かく包み込みます。

恋を知らない少女の純粋さ

一式は、幼少期から仕事に打ち込み、恋愛経験がほとんどありません。そのため、恋愛感情に対して不慣れで、戸惑いを隠せない様子が可愛らしく描かれています。彼女のまっすぐな視線や、初々しい言動は、読者に新鮮な感動を与えます。

六反田との出会いによる変化

そんな一式の前に現れたのが、チャラい探偵の六反田です。最初は反発し合っていた二人ですが、共に事件を解決していくうちに、徐々に打ち解けていきます。六田の自由奔放な言動や、誰とでも分け隔てなく接する姿に、一式は次第に惹かれていきます。

恋心を自覚し葛藤する姿

恋心を自覚した一式は、自分の気持ちに戸惑い、葛藤します。仕事と恋愛の両立に悩み、周囲の人々に相談したり、自分自身と向き合ったりする姿は、読者に共感を呼び起こします。

成長していく一式

恋心を抱き、葛藤しながらも、一式は少しずつ成長していきます。感情表現が豊かになり、周囲の人々との関係も深まります。そして、最終的には自分の気持ちを素直に伝えられるようになるのです。

注目ポイント②恋を知らないクールな警部が、まさかの恋に!?

恋を知らないクールな警部が、まさかの恋に!?

「一式さんは恋を知りたい。」の魅力は、何と言ってもクールで感情を表に出さないイメージの一式警部が、恋という感情に戸惑いながらも少しずつ変化していく姿にあるでしょう。

恋を知らない警部の魅力

  • 感情表現の乏しさ: 一式は、警察官として冷静沈着で感情を表に出すことを苦手としています。そのクールな姿は読者の心を惹きつけ、彼女が恋に落ちるというギャップに期待感を抱かせます。
  • 過去のトラウマ: 彼女の過去に、恋に関するトラウマや心の傷があるのかもしれません。その過去が、彼女の恋愛観にどのように影響しているのか、読者は彼女の心の奥底を探りたくなるでしょう。
  • 成長物語としての側面: 恋を通じて、一式は人間として成長していく姿を見せてくれます。感情表現が豊かになり、周囲の人々との関係も変化していく様子は、読者に感動を与えます。

恋に落ちるきっかけ

自分自身との葛藤: 恋心を自覚した一式は、自分の感情と過去のトラウマの間で葛藤します。その心の揺れ動きが、物語に深みを与えます。

運命の出会い: ある事件をきっかけに、一式は運命の相手と出会います。その出会いが、彼女の心に大きな波紋を広げ、恋心を芽生えさせます。

周囲の人々の影響: 家族や友人、同僚など、周囲の人々の言葉や行動が、一式の恋心を後押しするかもしれません。

注目ポイント③擬似カップルとしての二人の関係性が面白い!

擬似カップルとしての二人の関係性が面白い!

「一式さんは恋を知らない。」の魅力の一つに、一式警部と六反田探偵の擬似カップルの関係性が挙げられます。この関係性は、単なる恋愛感情にとどまらず、二人の成長や物語に深みをもたらす重要な要素となっています。

初めての経験と戸惑い

恋を知らない一式警部にとって、六反田探偵との関係は全てが初めてのことです。デートらしき行動や、互いを意識した言動など、一つ一つの出来事が彼にとっては新鮮で、同時に戸惑いの連続です。その初々しい反応は、読者に温かい感情を抱かせます。

相互理解と信頼関係の構築

擬似カップルの関係を通して、二人はお互いを深く理解し、信頼関係を築いていきます。事件解決のため共に時間を過ごす中で、相手の強みや弱み、そして人間性を知っていくのです。この過程は、単なる恋愛感情を超えた、より深い絆を生み出します。

キャラクターの成長

擬似カップルの関係性は、二人のキャラクターを成長させる上で重要な役割を果たしています。恋を知らない一式警部は、六反田探偵との触れ合いを通して、人間関係の温かさを学び、少しずつ心を開いていきます。一方、飄々とした六反田探偵も、一式警部の真っ直ぐな心に触れ、自身の感情に変化を感じ始めるのです。

物語に深みを与える

擬似カップルの関係性は、物語に恋愛という要素だけでなく、人間ドラマとしての深みを与えています。二人の関係性が変化するにつれて、物語の雰囲気も変化し、読者を飽きさせません。また、二人の関係性が物語の結末にどのように影響を与えるのか、という点も、読者の興味を惹きつけます。

読者の感情を揺さぶる

擬似カップルの関係性は、読者の感情を揺さぶる要素が満載です。二人のやり取りにキュンときたり、二人の未来を応援したくなったり、時にはやきもきしたり。読者は、まるで自分が物語の中にいるかのように、二人の関係性に感情移入し、物語の世界観に浸ることができます。

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