タイトル:甘辛義姉妹に挟まれてます
作者 :霧崎秀征
連載期間:2020年~
巻数 :既刊3巻(2024年9月現在)
作品情報
ある日いきなり冴えない男子中学生の家に、巨乳で優しい義姉とナマイキだけど可愛い義妹がやってきた!積極的にコミュニケーションをとってくる二人にタジタジの、ちょっぴり刺激的なファミリーラブコメディ!
管理人の戯言
初めてこの漫画と出会ったときの印象は「親の再婚でこんな姉妹と同居なんて」くらいな気持ちで読んでいました。
読み進めていくうちに、最初は戸惑いを持ちながらも徐々に関係が深まっていき、ツンデレの妹ちゃんがどんどん可愛く見えてきます。
ずっと父親と2人で暮らしていたのに突然義母と義姉妹が出来たら戸惑いますよね。
大学生の義姉とか憧れでしょう!しかも巨乳で美人で優しい。
この展開はウラヤマシイですよね。
ただ、義妹も小学5年生とは思えないほどの知識を持っているため主人公をからかってきます。最初は少しイラっとくるのですが、だんだん仲良くなってくるとそれもまた可愛く見えてくるのが不思議です。
2人に振り回されながらも、再婚前より楽しんでいる主人公を見ているとほっこりさせられます。
ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
注目ポイント① 貴司の成長物語
貴司の成長物語
主人公の貴司は、義姉・鈴穂と義妹・花穂との日常を通じて、精神的に成長していく姿が描かれています。特に文化祭でのエピソードは、彼の成長を象徴する重要な場面です。
文化祭の準備期間中、貴司はクラスの出し物のリーダーに選ばれます。最初は自信がなく、どうやってクラスメイトをまとめるか悩んでいました。しかし、鈴穂のアドバイスや花穂の応援を受けて、少しずつリーダーシップを発揮するようになります。彼はクラスメイト一人ひとりの意見を尊重し、全員が楽しめるような出し物を考案します。
準備が進む中で、貴司はさまざまな困難に直面します。予算の問題や時間の制約、クラスメイト同士の意見の対立など、次々と問題が発生します。しかし、彼は諦めずに問題解決に取り組みます。特に、予算が足りないときには、自らスポンサーを探しに行くなど、積極的な行動を見せます。
文化祭当日、貴司のクラスの出し物は大成功を収めます。クラスメイト全員が一丸となって協力し、観客からも大きな拍手を受けます。この成功体験を通じて、貴司は自信を持ち、リーダーシップの重要性を学びます。また、彼の成長を見守っていた鈴穂と花穂も、彼の努力を称賛し、家族としての絆がさらに深まります。
注目ポイント②鈴穂の母性愛
鈴穂の母性愛
女子大生の義姉・鈴穂は、優しさと包容力で貴司を支える存在です。彼女の母性愛は、物語の中で何度も描かれていますが、特にハロウィンのエピソードではその魅力が際立ちます。
ハロウィンが近づくと、鈴穂は貴司と花穂のために手作りのコスチュームを準備します。彼女は忙しい大学生活の合間を縫って、夜遅くまでミシンを使い、細部にまでこだわった衣装を作り上げます。貴司は最初、鈴穂の努力に気づかず、ただ楽しみにしているだけでしたが、ある夜、彼女が寝不足でミシンを動かしている姿を見て、その献身に感動します。
ハロウィン当日、鈴穂が作ったコスチュームを着た貴司と花穂は、近所の子供たちと一緒に「トリック・オア・トリート」を楽しみます。鈴穂も一緒に参加し、子供たちにお菓子を配る姿はまるで本当の母親のようです。彼女の優しさと温かさは、周囲の人々にも伝わり、近所の人々からも高く評価されます。
このエピソードを通じて、鈴穂の母性愛が貴司と花穂にどれほど大きな影響を与えているかが明らかになります。貴司は鈴穂の姿を見て、自分も誰かを支える存在になりたいと感じるようになります。また、花穂も鈴穂の優しさに触れ、彼女を尊敬するようになります。
注目ポイント③家族の絆
家族の絆
「甘辛義姉妹に挟まれてます」では、再婚によって新たに形成された家族の絆が重要なテーマとして描かれています。特にお正月のエピソードは、家族全員が一つになり、絆を深める象徴的な場面です。
お正月が近づくと、貴司、鈴穂、花穂の三人は一緒に初詣に行く計画を立てます。再婚によって新たに家族となった彼らにとって、初めての共同イベントです。鈴穂は伝統的な和服を用意し、花穂も新しい着物を着ることに大興奮。貴司も初めての経験に少し緊張しながらも、楽しみにしています。
初詣当日、三人は神社に向かい、参拝を行います。鈴穂は家族の健康と幸せを祈り、花穂は学校での成功を願います。貴司も、自分の成長と家族の絆がさらに深まることを祈ります。参拝後、三人はおみくじを引き、それぞれの結果に一喜一憂します。特に花穂が大吉を引いたときの喜びようは、周囲の人々にも笑顔をもたらします。
その後、三人は屋台で食べ物を楽しみながら、楽しい時間を過ごします。鈴穂が焼きそばを買ってきたり、花穂が金魚すくいに挑戦したりと、まるで本当の家族のように過ごす姿が描かれます。このエピソードを通じて、彼らが新しい家族としての絆を築いていく様子が感動的に描かれています。
また、この初詣のエピソードは、貴司が家族の一員としての自覚を持つきっかけにもなります。彼は鈴穂と花穂の笑顔を見て、自分もこの家族を守りたいと強く感じるようになります。鈴穂も、貴司が成長していく姿を見て、彼を信頼し、支える決意を新たにします。
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