タイトル:撲殺ピンク~性犯罪者処刑人~
作者 :山本晃司
連載期間:2020年~
巻数 :既刊12巻(2024年9月現在)
作品情報
若き二人の歪な復讐劇、開幕!! 「アイツらは俺らが処刑する──」 性犯罪者(通称:ピンク)に全てを奪われた、 若き復讐者──国枝愛と金林友。 ヒトを弄び、ヒトの人生を狂わす極悪人は、 “生殖器を潰す”のみ。 繰り返される性犯罪の闇に、命を賭けて立ち向かう! 歪な正義が爆発する、懲悪ピカレスク堂々開幕!!
管理人の戯言
初めてこの漫画と出会ったときの印象は「ピンクってなんだ?性犯罪者?」くらいな気持ちで読んでいました。
読み進めていくうちに性犯罪によって人生が狂った2人が強力なバックを味方に性犯罪者を潰していくグロ要素がありながらも社会問題を表している物語であることが分かってきました。
最初はどっちが正義か分からないです。結局は痛めつけるので。
ただ、被害者側の立場からするとどこかスカッとする感覚なのでしょう。
日本の法律は犯罪者に甘いと思いませんか。いくら犯罪を犯しても不起訴になったり、懲役期間が終われば出てくるわけです。被害者はずっと心の傷を負っているのにも関わらず。
そして性犯罪者は再犯が多いことで有名ですよね。もはや麻薬と同じ、中毒なのでしょう。
また捕まっても出てくるの繰り返し。これがこの日本で起こっているリアルです。
その中でこの漫画は二度と性犯罪をしないようにと生殖器を潰しにかかります。しかも命がけです。相手も必死ですからね。
その描写がグロいので閲覧注意です。
ただ、怖いもの見たさというものでしょうか。読んでいるとハマっていくんですよね。これもまた人間の怖さというものでしょうか
ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
注目ポイント① 国枝愛の狂気と美しさに翻弄される!
国枝愛の狂気と美しさに翻弄される!
主人公の国枝愛は、この物語の核となる、強烈な魅力を持ったキャラクターです。彼女の美貌は、読者の目を釘付けにするだけでなく、内に秘めた狂気を際立たせ、読者を翻弄し続けます。
純粋さと狂気の共存
国枝愛は、どこか儚げで、純粋な少女のような一面を持ち合わせています。しかし、その内面には、深い闇と復讐心という、恐ろしいほどの狂気が潜んでいます。彼女は、幼い頃に受けた深い傷を心に抱え、その痛みをバネに、性犯罪者たちへの復讐を誓います。
美貌と暴力の対比
彼女の美貌は、まるで天使のようでありながら、同時に冷酷な殺し屋としての顔も持ち合わせています。美しい容貌で近づき、一瞬の隙をついて相手を殺害する彼女の姿は、読者に強烈なインパクトを与えます。この美貌と暴力の対比は、読者の心を揺さぶり、彼女への複雑な感情を生み出します。
読者を魅了する魅力
国枝愛の魅力は、彼女の複雑なキャラクター性だけではありません。彼女は、単なる復讐鬼ではなく、どこか人間的な一面も覗かせます。例えば、相棒である金林友との関係や、復讐の過程で生まれる葛藤など、彼女の心の奥底にあるものが少しずつ明らかになっていくにつれて、読者は彼女への共感や理解を深めていきます。
読者の心を掴む表現
作者は、国枝愛の美しさを表現する際に、比喩や擬音を効果的に使用しています。例えば、「彼女の瞳は、満月の夜に輝く湖面のように澄み渡っていた」といった表現は、読者の想像力を刺激し、彼女の美しさをより鮮やかに描き出します。また、彼女が殺害するシーンでは、残虐な描写を避けることで、読者の想像力を掻き立て、より強いインパクトを与えています。
読者の感情を揺さぶる存在
国枝愛は、読者の感情を揺さぶり続ける、まさに「魔性の女」と言えるでしょう。読者は、彼女の美しさに魅了されながらも、彼女の狂気に恐れを感じ、そして、彼女の復讐に心を揺さぶられます。彼女の存在は、読者に、善悪、正義、復讐といった、人間の根源的な問いを投げかけてきます。
注目ポイント②金林友のコミカルな毒舌に癒される!
金林友のコミカルな毒舌に癒される!
国枝愛の相棒である金林友は、この物語に独特のスパイスを加える、個性的なキャラクターです。彼のコミカルな毒舌は、シリアスな物語の間に挟まれるオアシスのような存在であり、読者に笑いと癒しを与えてくれます。
毒舌家でありながらどこか憎めない存在
金林友は、口が悪く、誰に対しても容赦ない毒舌を吐きます。特に、主人公の国枝愛に対しては、彼女の行動をからかいながらも、どこか温かい目で見ている様子が伺えます。彼の毒舌は、単なる悪口ではなく、相手への愛情の裏返しであるかのように感じられ、読者の心を掴みます。
シリアスな場面でのコミカルな緩和
この漫画は、性犯罪という重いテーマを扱っており、物語全体がシリアスな雰囲気に包まれています。しかし、金林友のコミカルな毒舌が挟まれることで、読者は緊張感を解き放され、一息つくことができます。彼の毒舌は、物語にメリハリをつけ、読者を飽きさせないための重要な要素となっています。
読者の共感を呼ぶ毒舌
金林友の毒舌は、単に面白いだけでなく、読者の心に響く言葉が多いのも特徴です。日常で感じた不満やストレスを、金林友が代弁してくれるような感覚になり、読者は彼の毒舌に共感し、爽快感を味わうことができます。
キャラクターの個性を際立たせる毒舌
金林友の毒舌は、彼のキャラクター性を際立たせる役割も担っています。彼の毒舌を通して、彼の過去や経験、そして心の奥底にあるものが少しずつ明らかになっていきます。読者は、彼の毒舌に耳を傾けることで、彼のキャラクターをより深く理解することができます。
読者の心を癒す存在
金林友は、読者に笑いと癒しを与えるだけでなく、心の支えとなるような存在でもあります。彼の毒舌は、読者の心に溜まったモヤモヤを吹き飛ばし、前向きな気持ちにさせてくれます。読者は、金林友のコミカルな毒舌に癒され、物語の世界から現実世界に戻ってくることができます。
注目ポイント③予想外の展開にゾクゾクが止まらない!
予想外の展開にゾクゾクが止まらない!
「撲殺ピンク~性犯罪者処刑人~」は、読者の予想を裏切る、スリリングな展開が魅力の作品です。物語は、一見単純な復讐劇のように思われますが、読者の予想を裏切る巧妙なトリックや、登場人物たちの複雑な心理描写によって、物語は予想外の展開へと進んでいきます。
読者の心を掴む巧妙なトリック
この作品は、読者の先入観を逆手に取った、巧妙なトリックが仕掛けられています。例えば、物語の序盤で登場する人物が、実は重要な役割を担っていたり、一見関係のない事件が、後に物語の鍵を握るなど、読者を驚かせる要素が満載です。読者は、これらのトリックに翻弄されながらも、同時に、その巧妙さに感心させられます。
深刻なテーマとコミカルな要素の融合
「撲殺ピンク」は、性犯罪という深刻なテーマを扱っていますが、コミカルな要素も取り入れることで、読者を飽きさせません。シリアスなシーンとコミカルなシーンが絶妙に組み合わさることで、物語にメリハリが生まれ、読者はより深く作品の世界に入り込むことができます。
登場人物たちの複雑な心理描写
物語に登場するキャラクターたちは、それぞれが複雑な過去や心の傷を抱えています。彼らは、復讐、正義、愛など、様々な感情に揺れ動きながら、それぞれの選択をしていきます。読者は、これらのキャラクターたちの心の内を探ることで、物語にさらに深みを感じることができます。
読者の想像力を刺激する描写
作者は、読者の想像力を刺激するような描写を巧みに使いこなしています。例えば、殺害シーンの描写は、過度にグロテスクな描写を避けることで、読者の想像力を掻き立て、より強いインパクトを与えます。また、物語の舞台となる街の描写も、読者の心に焼きつくような、印象的な風景として描かれています。
読者を最後まで引き込む構成
「撲殺ピンク」は、読者を最後まで引き込む巧妙な構成が特徴です。物語は、徐々に謎が解き明かされていき、読者の好奇心を刺激し続けます。そして、物語の終盤には、読者の予想をはるかに超える衝撃的な結末が待ち受けています。
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